嫌いじゃない

「あれはパフォーマンス」父“否定”発言も メキシコ出発
11月2日17時2分配信 毎日新聞
 世界ボクシング協会WBA)フライ級1位、亀田興毅選手(20)が2日午後、アマチュアの試合に出場する三男和毅選手(16)の応援のためメキシコへ出発。成田空港では、「メキシコで頑張ってきます」と報道陣に向かい手を振るなど、以前の“亀田節”は出さずに笑顔も見せる変身ぶりだった。 
 亀田選手は、メキシコ行きについて、所属の協栄ジム金平桂一郎会長と協議したといい、「俺よりも、和毅の方が一人で不安だと思う」と弟を気遣っていた。また、大毅選手の試合以降、ほとんど練習ができず、「ボクシング人生でこれほど練習していないのは初めて」と話した。ニワトリを追ったり、丸太を切るなど、父史郎氏考案のユニークな“亀田式練習”について、「あれはトレーニングじゃなくてパフォーマンス。あんなんメキシコではせえへん」と苦笑していた。【小座野容斉】

いろいろあっても、私は亀田兄弟たちは嫌いじゃない。むしろ好き。
私は「不言実行」の昔のサッカーの中田選手のようなタイプよりも、「有言実行」のゴン中山選手のほうが好きだ。いくら実力があっても、テレビに向かってむっつりとしている選手は嫌いだ。テレビの向こうにはファンがいるんだから、プロなんだからちょっとぐらいファンサービスをしたってばちは当たるまい、と思う。だから、行きすぎといわれた亀田一家のパフォーマンスも私は、ここまでやるか〜、とは思うが、それでも好ましく思う。世間では、そもそも大毅選手はタイトルマッチをする実力は無かった、という意見が多いが、それはともかくとして、反則さえなければ、そう、反則さえなければ、まだ亀田一家の(父が前面にでるスタイルも含めた)ドラマは続いていたのではあるまいか?例えば大晦日に興毅選手が内藤選手への弔い合戦のタイトルマッチとか。(興毅選手がタイトルマッチをするにふさわしい実力の持ち主かどうかはこの際問わない。このあたりが私が真のボクシングファンでない、という所以であろう)
私はプロスポーツというものに、クリーンさとかそういうものを求めていない。ただ楽しければよいのだ。クリーンにただ強さを求めている選手の気持ちはどうなる?という意見もあろうが、私は一愚民として、楽しませてもらえればそれでよい。それがプロスポーツのレベルの低下につながろうが上昇につながろうが全く関係ない。
飲んで帰ってきて、スポーツニュースでみた亀田興毅選手のこの一言、スター性はいまだ衰えず、と、一愚民の私は思った。

ニワトリを追ったり、丸太を切るなど、父史郎氏考案のユニークな“亀田式練習”について、「あれはトレーニングじゃなくてパフォーマンス。あんなんメキシコではせえへん」と苦笑していた。

そして、空港を去る際に、最後に彼は言ったね。
「Hasta la vista!」
私が好きなシュワルツネッガーの決め台詞!いいね〜、と思ったけど、ちょっと調べたら、これって「地獄で会おうぜ!」とか「もうこの世では会わねーよ!」って意味なんだって。まぁ、日本語の使い方を間違ったわけではないから、まぁ良いとしよう。
ちなみに私は、内藤選手も、好き。チャンピオン内藤選手と、興毅選手の試合がみたいなぁ。こういう楽しみ方は、ボクシングの楽しみ方じゃなくて、プロレスの楽しみ方なんだろうな。本当のボクシングファンには申し訳ないが、愚民の考え方はこんなものである。