今日は夏至らしい

子供の頃
暗くなったら家に帰らなければならなかった頃
暗くなるのが早い冬よりも、遅くなっても明るい夏の方が好きだった。
(それ以外にも、水泳が好きだとか理由はあったけれども)
そして一年で一番日が長いという夏至の日には
理由もなくウキウキしたものだ。
別にその前日と翌日と、いや、一週間やそこらずれても
日の長さにそれほど大きな違いは無いのに
なぜか「一年で一番日が長い」と思っただけで
妙にウキウキしたものだ。
だから、夏至の日の天気が悪いと
妙に損したような気がした。
曇りでもなんだかイヤだったし、雨だったら最悪。
「せっかく一年で一番お日様が出てる時間が長い日なのに
 どうして今日はこんな天気なんだよぉ…」
なんて思っていた。


今日は生憎の空模様。
今はもちろんそんなこと思わないけど
夏至と聞いてそんなことを思い出した。