当直明けが待ち遠しい

私がお世話になっているアクアリストの方は
このブログをみてくださっている。
(いいかげん「お世話になっているアクアリストの方」と書くのが
くどくなってきた。
このブログでは「Y氏」と書かせていただきたい。
Y氏、すみませんがよろしくお願いします。)
以前から色々と相談にのっていただいていたのだが
遠くに住んでらっしゃる方なので
主に電話やMailで相談にのっていただいている。
だから、なかなか話が伝わりにくいこともあり
もどかしい思いをすることもある。
その理由のほとんどが私の知識不足によるものであるが
わずかな理由のひとつに、私の「写真嫌い」があった。
そもそも私は写真を撮るという習慣があまりなかった。
自分のカメラを始めて所有したのは
実は家内と結婚してからで
それまではどうしても必要なときには使い捨てカメラを購入していた。
熱帯魚飼育を初めてからも、成長記録をつけるなどという発想はなく
結婚してから購入したデジカメもほとんど触ることはなかった。
Y氏はうちの魚の成長を楽しみにして下さっていて
できれば頻繁に写真を撮って見せて欲しいといってくださる
とてもありがたい方なのだが
その期待には全くこたえていなかった。


そんな私が魚の写真を積極的に撮るようになったきっかけ
そしてこのブログを始めたきっかけは
入院中に家内がしてくれたことにあった。
入院中、比較的元気になって暇をもてあましていた夜に
家内が携帯Mailを送ってくれたのだ。
携帯にはアイスポットの写真が添付されていた。

このアイスポットは写真のように
いつも同じ場所、水槽の左端の底に沈んで動かないでいるのが好きで
(元気がないわけではない。餌をやるために近寄ると
全力で給餌口まで近づいてきてバクバク食べる。
食事が済むとまた同じ場所に戻ってしまう。)
まさにその姿が写っていた。
もちろん魚は肉眼で見るのが一番だが
こうやって写真でみるのもまた味があってよいし
何よりそのときにはとても元気がでた。
早く退院してうちに帰りたい、と心の底から思ったものだ。


退院してすぐに偶然ブラックアロワナの入荷を知った私は
すぐさま売約をお願いし
その週末にブラックアロワナの導入を決めた。
(そのときに私は以前死なせてしまった
シルバーアロワナ、パロットファイヤーシクリッド
カラープロキロダスにつづき
私の不注意のために多くの魚を死なせてしまったのだが
この話は来月頭にでも書く機会があると思う)
何とか無事にブラックアロワナ、つまりくろすけの導入がすんだときに
「こいつの成長記録をつけてやろう」という気持ちになった。
それは同時に「こいつだけは死なせない」
という気持ちの表れでもあったように思う。
もちろんくろすけだけではなく、今いる魚たち全てを
死なせたくはないと思っているので
これを機会に今まで以上に魚たちを観察して
記録を残しておくことは熱帯魚飼育にも有用であろうと思った。
それで、このブログが始まった。


前置きが長くなりすぎた。
私は神経質な上に話が長い。
ことにお酒を飲むと余計だ。
全く、酒席には同席したくないオヤジの典型である。
最近のくろすけについてY氏に相談したところ
Y氏はこのブログに載せている写真たちを見て
的確にアドバイスしてくれた。
最近私も気になっていたのだが
うちのくろすけ、ひれがばらけている。
全くひれが傷つくようなレイアウトがないにもかかわらず、である。
確かにカラープロキロダスと混泳しているが
混泳によるひれのばらけとはちょっと違うように見える。
そしてそのばらけは経時的にみてみると次第にひどくなっている。
Y氏は飼育水のpHがブラックアロワナにあっていないのではないか
とアドバイスしてくれた。
確かにうちの水槽はpHが高めである。
もともとの水道水のpHが高いせいだ。
いかに濾過が効いていても飼育している魚が少ないので
それほどpHは下がらない。
もともとくろすけがショップにいたときに
ショップの水槽にはピートが入っていた。
私はその意味はちゃんと理解していたのだが
「うちの水槽にくるんだから、うちの水質には慣れてもらわないと」
と思い、水あわせを慎重にしただけで
その後はそれにまかせていた。
当初餌食いがよかったのが、今ちょっと安定しないこと
ひれがばらけていることは、おそらくそれが原因だと
Y氏は指摘してくださった。
いずれはうちの水質に慣れてもらう必要があるとして
とりあえずある程度成長するまでは
餌食いやひれの成長がよくなるよう
くろすけの好みの水質に合わせる必要があるとのアドバイスから
明日以降、育成水槽にピートを投入することにした。


それにしても写真の力はすごい。
あんなピンボケ写真でも非常に役に立った。
これからもピンボケ写真が続くと思うが
少しずつ撮影の練習をしつつも
面倒くさがらずに写真を撮り続けていきたい。