よく調べなかった自分が悪いのだが…

先日いわきに帰った両親に、あちらでは灯油も手に入りにくかろうと、うちで使っていたセラミックファンヒーターをもたせてあげた。
今うちでは少しでも放射性物質が家の中に入るのを防ぐために、換気扇はできるだけオフにしてるし、エアコンも使っていない。そこまでしなくても、とは思うのだが、この状況がいつ改善するかも分からないので、減らせるものは少しでも減らしたいということでそうしている。しかしもちろん暖房がないととても寒いので、通信販売で買ってしまった。

サンヨーさんには申し訳ないが、うちとサンヨー製品は相性が悪く、大体一度や二度、洗濯機に至ってはそれ以上の回数壊れてしまう。しかし今回はもう冬も終わりということと、おそらく震災の影響からか、我が家が好きなパナソニックやシャープの製品でちょうどよいものは欠品だったのでこれにした。ポイントはパワーと加湿機能がついていること。
さっそく届いたので説明書を見ながら水を入れようとしたのだが…
この製品には「ウイルスウォッシャー」という機能が付いているのだが

「ウイルスウォッシャー機能」の基本となる電解水技術とは、塩化物イオンを含む水道水に電気分解を施し、ウイルスを抑制する2種類の活性酸素「次亜塩素酸」と「OHラジカル」を生成すること。この技術が高密度で、年中安定した高い除菌効果を発揮するのです。
(以上HPから抜粋)

ウイルスウォッシャー機能を使うには塩素の入った水道水が必要で、加湿にもそれが必要。それ以外の浄水器を通した水や井戸水を使うと十分に運転できないばかりでなく、匂いやカビが発生する原因になると説明書にはある。我が家はセントラル浄水器を導入しているので、家じゅうどこの蛇口をひねっても浄水がでる。外にあるセントラル浄水器についた蛇口からは水道水も出せるのだが、そこまで水を汲みに行かなければいけない。面倒臭い…
仕方なく水を汲みに行こうと思ったが、家内が「今の水道水には放射性物質が含まれているからそれをそのまま加湿器に入れるのはやめた方がいい」という。今我が家はセントラル浄水器で浄水された水を、さらにもともと家を建てるときにつけていたキッチンの蛇口に内蔵されている浄水器をも通して、それを料理や飲み水、寝室の加湿器の水に使用している。もちろん、浄水器のフィルターで放射性物質が取り除けるという証拠がないこと、おそらくほとんど減らないであろうことは承知の上だが、家内曰く、「少しでも減らせる可能性があるならやっていきたい」ということ。まぁ、確かに…
というわけで、この冬はせっかくの加湿機能、ウイルスウォッシャー機能を使わず、ただの温風暖房機として使用することになりそう。なんだか勿体ない…やはりプラズマクラスターとかナノイーの方がよかったなぁ…つくづくうちとサンヨー製品は相性が悪い…