一刀斎夢録 上

一刀斎夢録 上

ドラマや映画にもなった「壬生義士伝」を書いた浅田次郎の「新撰組三部作」と言われる小説群の三作目。
壬生義士伝」が私好みの物語だったので、この小説も楽しみにしていた。
この小説は週刊文春に連載されていたのだが、たまに文春を買って読んだ時には「壬生義士伝」ほどではないな…と思っていた。
しかし、この本が発売されてすぐ購入し、最初からじっくり読んでみると、文春で所々かじったときとは全く違う印象を受ける。「壬生義士伝」に勝るとも劣らない素晴らしい物語、である。
まだ上巻の最後の方までしか読んでいない。早く読み切りたいと思う反面、じっくり読んでいきたいと思う、そんな物語である。