営業って大変だ

たまに仕事で使う機器類のデモなどをやることがある。上司はどちらかというと機械類が苦手で、しかもあまり新しいものを好まず、便利なものにも惹かれず、あるがままで仕事をするタイプの人間なので、新しいもの大好き、便利なものが大好きな私が新しい機器を見つけて上司と相談する、というパターンが多い。
そういうわけで、よく営業の方と話をすることが多い。その機器が、一社独占の機器なら何の問題もないのだが、複数の会社が販売しているものだと当たり前だが公平を期すためにそれぞれの製品を比較して採用品を決めることになる。ここ最近のパターンなのだが、劣る製品を売っている会社の営業ほど人当たりがよく対応が迅速で、優れた製品を持っている会社の営業が著しくイケていない、という事が続いた。対応がよいほうを採用するという考え方もあるが、あまりにも製品の差がはっきりしていると、営業がイケていなくてもそちらを採用せざるを得なくなる。普段の仕事を営業に手伝ってもらっているわけではない、実際に使うのは営業ではなくて製品なのだから当たり前だ。それで対応がよい営業の方の機器を却下し、イケてない営業の方の機器を採用することになる。対応がよい営業ほど、たとえ仕事上のことであっても会話をした時間も長く、親しくなったような気がするので、個人的にはちょっと気まずい。「対応がよい」といっても、神に誓って私が営業から接待や賄賂を受けているわけではない。わけではないので却下するときも比較的すっと切ってしまうのだが、気まずいのはどうしようもない。
もし今回のデモでそうなったら、「あそこの会社のぱろすけさんに売り込むとかえって逆効果」という噂が立ちそうで怖い…
営業も大事だけど、やっぱりいいものを作っている会社の方が強いんだよなぁ…
でも、採用すると、そのあとそのイケてない営業と会い続けることになるので、それはそれでツライのも事実…仕方ないけどね…