濾材追加投入

今日は仕事も休み。
天気もすこぶるよい。
かねてから計画していた濾材洗浄、追加投入にはもってこいの日だ。


めんどくせ〜。


昼まで寝てしまう。


いかんいかん。
こんな絶好の天気はそうそうない。
気合を入れなおしてとりかかる。


うちの第2水槽の濾過槽3層目は
幼魚育成のためのスペースとして
濾材は入れていなかった。
(活性炭は入れていたが)
そこで幼魚を育成していて観察が充分にできなくて
たくさんの魚を死なせてしまったのは
このブログを読んでいる奇特な方々には周知のことであろう。
で、もう観察のしにくい架台の下の濾過槽で魚を飼うのはやめよう
ということで、本来の濾過槽の役目に戻ってもらうために
濾材を追加投入することとした。


とはいえ、うちの濾過槽で一番大きなスペースを持つ部分である。
洗浄する濾材の量は半端な量ではない。
ただ、うちで採用している濾材は
某ショップオリジナルの陶器製のリング濾材。
安さと丈夫さが取柄で、表面は比較的つるつるしているので
表面積は他のメーカー製リング濾材に比べて少なそうだ。
しかし、メーカー製リング濾材であの濾過槽全てを一杯にしたら
お金がいくらあっても足りない。
それに今回とても助かったのは
表面が比較的つるつるのせいで
未洗浄でもついている粉が少ないため
ほとんど洗浄しなくても済んだことだ。
ざっと洗浄して、ネットにおよそ10リットルずつつめて濾過槽に入れる。


ちなみに今濾材を新たに購入するとしたら
今の陶器製濾材ではなく
このサイトのリングチップという
プラスチック製の濾材にするだろう。
私は使ったことがないのだが、某サイトで知り
軽くて洗浄しやすいのだそうだ。
軽いため、濾材を取り出さなくても
ポンプを止めて、濾材をかき回して、ドレンから排水すれば
洗浄は済んでしまうらしい。
ただ今回は既に用意した濾材が物置で眠っていたため
勿体ないのでそれをそのまま使うこととした。
濾材を取り出す必要の無い1,2層目の濾材は
このリングチップという製品をネット詰めせずに投入するのがよいかもしれない。
機会があったらかえてみようと思う。


そう、当初の予定では今回追加する濾材はネットにつめずに
そのまま濾過槽に投入することになっていた。
濾材をネットにつめると
水の流れに短絡路ができる
入れられる濾材の量が減る
などデメリットが多い。
しかし、ネットにつめないと濾材を洗浄するために取り出すときに
非常に大変な思いをする。
そこで当初の予定では、比較的汚れやすい1層目の濾材だけは
ネットにつめておいて
2層目、3層目の濾材については
ネットにつめずに投入することとして
実際に第1水槽と第2水槽の1、2層目はそうなっていた。
しかし、我が家の場合、それではダメなのだ。


なぜなら…ヒーターが濾過槽3層目のスノコの下にあるから。
ヒーターを交換するためには濾材を全てどかさなければならない。
何ゆえこんな面倒な設計にしたのか…
それは、私がおっちょこちょいだからである。
何かの間違いで濾過槽の水位を下げても
そこだけは水がなくなる前に気づく場所だからだ。
完全になくなる前にポンプにエアーを噛んで大変なことになる。
いかに空焚き防止機能つきヒーターを使っていても
やはり空焚きは不安だから
そのような設計にした
というより、設計した水槽業者がそのようにしてくれたのだ。
その業者をして、3層目の濾材はネットなしで直接入れるべきだ、という。
私が、ヒーター交換のときにはどうするの?と尋ねると
大型水槽のヒーターなんてそうそう壊れない
小型水槽とはヒーターが稼動する頻度が違うから
と、こういう。
私は大型水槽を維持したことは無かったので
その業者の言葉に全幅の信頼をおいている。
その助言に従って
現在も第1水槽3層目のスノコ下には第2水槽と同じように
ヒーターが設置してあるし
その上にはリング濾材がネットなしでそのまま投入されている。


しばらく水槽を維持して思うことは
「結構ヒーター、動いてるじゃね〜か!」
それに、仮にヒーターがそうそう壊れなかったとしても
所詮は物質、いつかは壊れる。
壊れたときには結局濾材を出さなければならず
そのときの苦労は計り知れない。
当たり前のことだが、濾材をネットに入れる以外の選択枝はなかったはずだ。
水槽業者はいったい何を考えていたのだろうか?
彼なりの飼育哲学があったのだろうが
ここは自分の信じる道を行くことにした。


濾材を投入する前にヒーターを交換した。
今まで使っていたヒーターが壊れているかどうかは確認もしなかった。
これからは壊れていようがいまいが
1年に1度、この暖かい時期が来たら
濾材洗浄をかねてヒーターを交換することにした。
寒い時期にはやりたくない作業だから、である。
壊れていないヒーターを交換するのは勿体ないことだが
ヒーターの交換手順の考えるとやむをえない出費だと判断した。


そしてとてもよいことを思いついた。
うちの本水槽は第1水槽、第2水槽、各々にヒーターが二本ずつ設置してある。
これを4本に増やして
サーモにつなぐのは2本にしておく。
残りの2本はサーモにつながずそのまま置いておくだけ。
こうすれば、稼動しているヒーターにもしものことがあっても
サーモをつなぎかえるだけで新しいヒーターに交換可能だ。
ヒーターを稼動させずに水につけておくだけで
どの程度ヒーターが劣化するかは知らないが
それでも稼動させるよりは長持ちするに違いない。
そして、翌年は今まで稼動させていたヒーターを取り除き
稼動させてなかったヒーターにサーモをつなぎかえ
新しいヒーター2本を濾過槽に設置し
またサーモにはつながずに置く。
この方法で行くこととした。


見ると3層目の下にはきちんとヒーター定置用のステーが設置してあった。
それもちゃんと4本分。
こういうところはちゃんとした業者だ。
自分の水槽なのに、何故知らなかったかというと
まぁ、見てなかったからだ。
設置工事の時には遠巻きに作業を見守っているだけだったからだ。
本当はこれから自分で維持する水槽なのだから
ちゃんと見ておくべきだったのだろうが
職人が何人も真剣に作業しているところに割り込んで見に行くのが
とても気が引けたからだ。
今思えばもっとよく見て、写真でも撮っておけば
思い出にもなったのにな、と思う。


ヒーターも設置し、濾材もぎっちり敷き詰めることができた。
満足、満足。
その後家内と1時間程度散歩をして
風呂に入って一日の汗を流したあと
夕食は天婦羅、餃子、そうめん、そしてビール。
(組み合わせがおかしいという反論は受け付けない)
充実した休日だった。